
当社では、量子科学技術研究開発機構と共同で開発を行い、検出器を半球型に配置し、可能な限り患者に近接させ、
少ない検出器数にも拘わらず、高画質の画像を提供する世界初のヘルメット型PET装置の開発を実現しました。
従来のリング型とは異なり、さらなる高感度を求めたヘルメット型
従来の円筒型検出器配置と半球型検出器配置を比較すると、半径・高さが同じ場合、円筒と半球は表面積が同じになります(必要な検出器数が同じになる)が、半球のほうが放射線計測感度を約1.5倍高められます。

(従来型のリング型と半球型の違いによる感度の比較)
SiPMを採用した半導体TOF-PET
本検出器モジュールは4.1mm角の Luベースシンチレーター + SiPMで、高い時間分解能を実現させました。

高画質の画像を提供
当社と量子科学技術研究開発機構の共同開発で新しい散乱補正法を開発し、さらには検査条件を最適化させることにより画像の均一性・ノイズ・コントラストが改善されました。

(撮像条件:BG5.31kBq/mL、30min)
コンパクトな設計で省スペースを実現
頭部専用PET装置(Vrain)では、座位型設計の他、検出器部においても、検出器および冷却ルートの最適な配置による空冷機構を実装させたことにより、省スペースでの製品化を実現させました。

また、当社は、長年にわたり、原子力分野の放射線管理はじめ様々な関連業務を得意としています。 初めて、装置を導入される際の管理区域の設定、改造などの支援についても行っております。

本件に関するお問い合わせについて
本件に関するお問い合わせは、以下の連絡先までお願いいたします。
より詳細なご説明をご所望の場合は、別途個別にご説明致しますので、お気軽にお申し付け下さい。
導入に向けたご相談の流れ
Step2. 個別ご相談
個別状況(概況)に応じた導入計画に資する参考情報のご提供等
- 設置に向けた設備工事費用の試算(遮蔽計算含む)
- Vrainご導入後の運用方法の概要・収支計画試算 等
Step3. 導入に向けた具体化
導入に向けた詳細確認
- 詳細な導入計画のご相談(医療施設窓口ご担当者様・他医療施設ご関係者様)
- 例:CT/MRIとの画像連携等に向けたインタフェース調整
ご導入決定
※記載内容は例であり、医療施設のご事情に沿ってご相談させて頂きます。
※個別ご相談は対面を基本としますが、リモート・リアル等は状況に応じご相談させて頂きます。
製造販売承認番号
30300BZX00269000 | 核医学診断用ポジトロンCT装置 [頭部専用PET装置Vrain] |
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