株式会社アトックス

原子力施設関連事業廃止措置工事

デコミッショニングとは?

デコミッショニング

デコミッショニングとは、老朽化等により永久停止した原子力施設を解体・撤去し廃止措置することをいいます。
原子力施設外への放射性物質や放射線の漏洩を防止しながら、放射性物質を分離し安定化して処分することを、無駄や過剰な放射線被ばくを防止しながら実施します。
日本国内の原子力発電施設は24~40年の比較的長期間にわたり段階を踏んで廃止措置する計画です。
原子力発電所では、使用済の原子燃料を原子炉から取り出したあと、原子炉等の放射化や放射性物質の汚染による、放射線量当量率の高い部位の「減衰」を待ちながら、非放射線管理区域の設備機器等を解体・撤去する「第一段階」、原子炉周辺の設備機器を解体・撤去する「第二段階」、原子炉本体を解体・撤去する「第三段階」、建屋を解体しグリーン化する「第四段階」の段階を経て解体・撤去されます。
廃止措置が長期に渡るため、放射線と放射性物質の漏洩を防ぐ設備機器の維持管理が必要となります。そのため、設備機器の解体撤去の順番や、仮設設備への移行等の計画が重要です。
また、放射性物質を含んだ物質は全て、その放射性物質の種類と量に応じて、埋設処分や再利用されるため、予め施設の各部位の放射性物質の種類と量、性状等を把握し安定化するための処理方法や必要な設備機器、処分場所等の計画や確保も重要です。

アトックスでは、廃止措置に係る原子力発電施設、原子燃料工場、放射性物質の取り扱い施設等の様々な建物、設備・機器の測定・記録、解体・撤去、除染、分別、廃棄物の減容等を行っております。また、それに必要な様々な機械装置等を開発し、作業安全、品質の向上、被ばくの低減、工事の効率化、低コスト化等を図っております。
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