技術開発

印刷する

放射性物質の除染・洗浄

原子力施設の保守管理に必要な放射性物質の除染・洗浄に関する技術開発を行っています。原子炉ウェルなどの除染工事、タービンや解体物の除染作業、装備品の維持管理など、また、福島第一原子力発電所の廃止措置に必要となる原子炉建屋内の線量低減対策については国家プロジェクトと連携し、除染・洗浄の幅広い技術的ニーズに応えてまいります。

小型遠隔除染装置

福島第一原子力発電所の廃止措置等の作業では、高線量環境下での作業員の被ばく低減が求められています。このため、原子炉建屋内等での除染作業に対応した遠隔除染装置"RACCOON"を開発しました。

小型遠隔除染装置

壁面除染装置

壁面除染機とは、原子炉ウェル(曲面)、原子炉キャビティ(平面)などの壁面をブラッシングすることにより放射性物質を除去するものです。アトックスの壁面除染技術は長年にわたる国内原子力施設での現場経験によって醸成されたものです。

  • 壁面除染機▲壁面除染機
  • 原子炉模擬ウェルでの除染試験の状況▲原子炉模擬ウェルでの除染試験の状況

ブラスト装置

ブラスト除染工法とは、対象物に加速させた研削材を衝突させ、対象物表面を研磨することにより、対象物表面に付着している放射性汚染物質を除去する除染工法です。当社では、遠心投射式ブラスト、直圧式エアーブラスト、などによる研究開発に取り組んでいます。

遠心投射式ブラスト除染装置▲遠心投射式ブラスト除染装置

  • ブラスト前(表面は赤サビ)▲ブラスト前(表面は赤サビ)
  • ブラスト後(対象物の素地が出現)▲ブラスト後(対象物の素地が出現)

廃液非排出型電解除染システム

電解除染は、除染薬液中の汚染金属に通電し発生する、金属溶解反応を利用する除染技術です。一般工業では、薬液に強酸を用いて金属表面を研磨する電気化学研磨法として知られています。当社では、電解除染の利点に着目して研究を重ね、中性薬液を用いた電解除染システムを開発しました。本システムは、二次廃棄物の発生を大幅に抑えるとともに、安全性の高いものとなっています。

コールド試験時の状況▲コールド試験時の状況