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2016年3月11日
2011年3月11日から5年を迎えて
株式会社アトックス 代表取締役社長 矢口敏和 メッセージ

2011年3月11日の東日本大震災から5年が経過いたしました。
改めまして尊い命を失われた方々に哀悼の意を捧げるとともに、現在も避難を余儀なくされるなど、被災された皆様に謹んでお見舞いを申し上げます。

この5年間は本当に長く、厳しい5年間でした。
アトックスも大震災で13か所の拠点事業所・営業所が被害に遭い、約150名もの社員が家を失い、400名余りの社員が避難を余儀なくされました。
事故炉の安定化については、震災直後から被災を受けた現地社員が中心となり、当社の最優先課題と位置付け全社を挙げて取り組んでまいりました。
具体的には、滞留水処理装置の運転・保守、放射線管理(現場への出入り管理)、廃棄物処理等の業務を当初より実施しています。また、遠隔除染ロボット“ラクーン(RACOON)”を開発し、原子炉建屋内等の除染作業を行うなど、ロボットの開発・活用にも力を入れています。
除染や廃炉のより高度な技術ニーズに応えるため、一昨年アレバ社(仏)との合弁企業ANADEC(アナデック)を立ち上げ、海外技術の活用にも力を入れています。国の技術検討プロジェクトにおいても、当社はアレバ、ANADECと連携しつつ、海水浄化技術、土壌汚染対策、燃料デブリの取出し工法などを受託し、期待通りの成果を提案できたものと考えております。引き続き、現場適用、実施に向けた検討を進めてまいります。

震災から丸5年を迎え、事故炉周辺の作業環境等も大きく改善され、事故後の混乱期から計画的な復興期に入ってきたように思いますが、福島の廃炉、復興および原子力産業の再生には課題山積の厳しい現実が立ちはだかっております。これからも電力会社、政府・自治体、メーカーをはじめとする関係者の皆さまとともに、発電所内外の事態の収束・改善に最大限の努力を傾注し、福島の復興・再生と原子力への信頼回復にさらに高い次元での貢献ができるよう精進してまいる所存でございます。

2016年3月11日
株式会社アトックス
代表取締役社長 矢口敏和

  


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