社長挨拶

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3月11日の日を迎えるにあたり

 2011年3月11日の東日本大震災発生から4年が経過いたしました。
改めまして尊い命を失われた方々に哀悼の意を捧げるとともに、現在も避難を余儀なくされるなど、被災された皆様に謹んでお見舞いを申し上げます。

 振り返りますと、この災害にてアトックスも13ヶ所の拠点事業所・営業所が被害に遭い、約150名もの社員が家を失い、400名余りの社員が避難を余儀なくされました。
事故炉の復旧については、震災直後から、被災を受けた現地社員が中心となり、全社を挙げ社の最優先課題と位置づけて取り組んでまいりました。
 当初より、高濃度滞留水処理装置の運転、放射線管理(現場への出入り管理)、廃棄物処理の業務を実施しています。更に、原子炉建屋内等での除染作業に対応した遠隔除染ロボット"RACCOON"の開発をしました。
 除染・洗浄の幅広い技術的ニーズに応えるために、昨年アレバ社(仏)と合弁企業ANADEC(アナデック)を立ち上げ、技術の開発にも力を入れています。また、アトックス、アナデック、アレバは3社で事故炉の汚染土壌からの放射能除去、海水からの放射能除去等、国のプロジェクトも受注し検討しているところです。

 5年目を迎え、ようやく事故後の混乱期から、計画的な復興期に入ってきたように思います。まだまだ原子力産業の再生には難題山積の厳しい現実が立ちはだかっておりますが、これからも電力会社、政府・自治体、メーカーを始めとする関係者の皆様とともに、発電所内外の事態の収束・改善に最大限の努力を傾注し、原子力への信頼回復、福島の復興と再生に、さらに高い次元での貢献ができるよう精進してまいる所存でございます。

2015年3月11日
株式会社アトックス
代表取締役社長 矢口 敏和